胃内視鏡検査(胃カメラ)
胃の内視鏡検査(胃カメラ)は、先端にカメラがついた細いチューブを鼻から挿入して、食道や胃・十二指腸などで起こる病気を早期に発見するための検査です。普段は目で見ることができない部分を直接観察することができるので、自覚症状がまだないようながんを早く見つけられるなど、得られるメリットは非常に大きなものです。
自分の身体の中に内視鏡を入れることには抵抗感があるかもしれません。当クリニックでは麻酔や鎮静剤で違和感を軽減させたり、負担の少ない経鼻挿入を採用したりするなど安心して検査を受けていただけるように心がけています。ご不明点などあれば、お気軽にご相談ください。
胃内視鏡検査で発見できる疾患
- 早期胃がん
- 進行胃がん
- 食道がん
- 胃潰瘍
- 慢性胃炎
- 胃粘膜下腫瘍
- 逆流性食道炎
- 胃アニサキス症
- 胃悪性リンパ腫
など
胃内視鏡検査の流れ
1、受付
ご来院されたら、まずは受け付けに「保険証」をお渡しください。他の医療機関からの「紹介状」や「検診結果」、もしくは「お薬手帳」がある場合はそれも一緒に提出してください。
受付で問診票をお渡しします。待合室の椅子におかけになってご記入ください。ご記入後、受付にお渡しください。
また、検査着に着替える必要がありますので、時間に余裕を持ってお越しください。
2、診察
内視鏡室で検査の前準備を行います。
初めに、胃の中をきれいにする白い液体のお薬(消泡剤)を飲んでいただきます。飲み終わったら検査台に移動してベルトをゆるめ、仰向けで横になってください。
次に、血圧を測定してから鼻の通りをよくするお薬を鼻腔に噴霧します。また、違和感を軽減させるために麻酔を施します。麻酔が終わったら左側を下にして横になってください。鼻から内視鏡を挿入します。
内視鏡検査自体は何も異常がない場合、数分から10分程度で終わります。力を抜いて楽にお過ごしください。口は自由に動かせるので、なにかあればお気軽にお声かけください。終了したら少し休んでから身支度を整えてください。
3、検査説明
本日の内視鏡検査を、診察室で説明いたします。
組織検査を行った場合には、顕微鏡検査で行います。検査結果が出る頃に、もう一度組織検査結果を聞きにいらしてください。
4、お会計
検査が終わったら、お会計の準備をいたします。待合室の椅子におかけになってお待ちください。
順番にお呼びしますので、お名前を呼ばれた方は受付までお越しください。
必要な方には、次回の予約や処方箋のご案内をいたします。
よくある質問
- Q.
- 内視鏡検査の際に画像を見る事はできますか?
- A.
- 当クリニックは、少しでも患者様に負担の少ない検査を心掛けておりますので、検査中に画像を見る事ができます。
経鼻内視鏡を使ってますので、検査中でも普通に会話が可能です。
- Q.
- 胃カメラはどれくらいの時間がかかりますか?
- A.
- 検査時間は何も異常がない場合、数分から10分程度です。
- Q.
- 胃カメラはどれくらいの間隔で検査を受けるべきですか?
- A.
- 個人差もありますが、1年に1回の胃内視鏡検査をおすすめします。
- Q.
- 胃カメラの検査後は食事は食べられますか?
- A.
- 胃カメラの検査後はすぐに食事をすることはできません。
お食事は1時間程度から行うようにしてください。